6月26日、日清食品HDの株主総会に行ってきました。会場は、ホテルニューオオタニ大阪です。G20へ向けて警備が厳しくなったり検問とかもありそうなので、JR大阪環状線を使っての参加でした。
どっかで電車と人が接触したとかで環状線に遅れが出ていましたが、9:40頃には、最寄りの大阪城公園駅で下車。会場へ向かいます。20年ほど前は営業でこの辺りもウロウロしてたんですが、川は臭いし公園もゴミが多かったような記憶があります。長らくご無沙汰してましたが、随分ときれいになってます。徒歩数分で会場のホテルニューオオクラ大阪です。
G20の影響でしょうか。大阪城公園内やホテル周辺は、警官がペアで何組か巡回していました。さすがにカメラを向ける勇気はありません。
2階へ上がると既に大勢の株主さんが受付に並んでいました。冷水のサービスがあったので一杯いただいてから、受付を済ませ入場票をもらいました。会場の「鳳凰の間」へ入り中央右手の前から3列目に陣取ります。席数はざっと目算して2,000席前後でしょうか。もしかするともう少し多かったかもしれません。どんどん埋まってゆき、定時には満席近くになっていました。女性も多く2割くらいはいらしたようです。年代は、やはり「チキンラーメン世代」「カップヌードル世代」の40代から60代が多いように思いました。
定時に総会が始まり、安藤社長のあいさつ、監査報告、スクリーン上での事業報告がありましたが、2018年度が増収減益で着地し中期計画も海外事業の見直しやM&Aの予算外化により下方修正したことなどが説明されました。10:50過ぎより質疑応答に移りました。質問は10本でしたが、事業展開の確認や要望といったもので、会社方針に対して疑義を唱えるようなものはありませんでした。主なものをご紹介しますと
Q 新展開しているオールインパスタの売り上げやユーザーの反応は?
A 売上は公表できないが、予測を上回る反応で生産が追い付かず、現在「休売」状態。
Q 社長をはじめ役員が高齢な方が殆ど。若い人の登用は?
A 取締役等の年齢は気にしていない。執行役員や部長級でそうした世代の考えに対応している。
Q 株主懇談会がなくなったが、代わりに関西新工場の見学会は考えていないのか?
A 検討しているが、新工場が安定稼働してからになるので1~2年後になると思う。
Q 重点地域へ集中するのは分かるが、アジアでの展開はどう考えているのか?
A 東南アジアでの展開にも力を入れているが、インドなどは競合が激しい。いろんな切り口を考え結果を出していきたい。
Q カップ麺にこだわると新規展開には不利になるのではないか?
A 日本でも2/3はカップ麺。袋麺からカップ麺というのが世界的な流れだと考えている。また、環境面からもカップ麺の有用性を活かしていきたい。
こんな感じだったと思います。11:40で質疑を終結しました。質問希望の株主さんはまだまだいたようで、安藤社長もできるだけ多くの株主さんに発言してもらおうとぎりぎりまで質問をとってくれてましたので、好感のもてる総会運営でした。
議決事項を承認し11:44で閉会となりました。
お土産(記念品)は、入場票と引き換えの後渡しでした。天気もぐずつく予報だったので、ビニールでカバーしてくれてました。(結局雨降りませんでした)
日清食品HDの総会は初めてでしたが、海外事業の展開や環境への取組などについて勉強になりました。親が共働きでかぎっ子だった私は、チキンラーメンをそれこそ何食食べたかわからないくらい食べてきました。今でも、月に何回かは無性に食べたくなります。最近は悪魔のキムラーや新垣結衣ちゃんのチキンラーメン生かじりなど理解不能なCMをやっていますが、創業者、安藤百福さんの精神を忘れない経営を続ける限り応援していきたいと思っています。